賃貸物件の間取り図でよく見る「UB」「PS」とは? 用語を一覧で紹介!
2018/12/03
賃貸物件の物件情報の間取り図には、「PS」や「MB」、「SR」といったアルファベットの記号が書かれていますが、
何の略語なのかわからず戸惑うこともあるのではないでしょうか。
そもそも「間取り図の見方がわからない」という人もいるでしょう。
間取り図で表している内容や略語がわかると、どんな物件か把握しやすくなり便利です。
そこで、賃貸物件の間取り図を見るときのポイントや、よく使われる略語・用語の意味などについて解説します。
①間取り図とは
間取り図とは、部屋の広さや配置、ドアや窓の位置などがわかるように、物件情報を簡略化して書いた平面図のことです。
1LDKや2DKといった間取りや全体の面積だけでは、部屋の形状や広さ、配置はわかりません。
たとえば2DKの場合、部屋がつながっていて手前の一室を通らなければ奥の部屋に行けない間取りもあれば、
ダイニングからそれぞれの部屋に直接行ける振り分けタイプと呼ばれる間取りもあります。
このように間取り図は、おおよそどのような物件かを把握するために必要なものです。
②間取り図の見方のポイント
賃貸物件の間取り図を見る際にポイントとなるのは、まず、部屋の広さとつながり方です。
物件の広さは平米数で表示されていますが、部屋の広さは畳数で表されているのが一般的。
1畳は1.62m2以上のため、たとえば7畳であれば、約11.3m2の広さの部屋になります。
同じ広さの部屋であっても、正方形に近い形状や極端に細長い部屋は家具が置きにくいことが多いです。
ドアや収納の扉、窓の位置などを考慮して、どの程度家具が置けるか考えてみましょう。
また浴室とトイレ、洗面所は、3つもしくはいずれか2つが一室になっていることもあるため、ドアや引き戸の有無を確認することも大事。
2DKや3LDKといった複数の居室がある物件では、居室への出入りは廊下やDKなどの共有スペースからなのか、他の部屋を通らなければ入れないのか、部屋の独立性について確認します。
さらに、靴箱や収納の有無、洗濯機置き場の場所なども確認しておくべきポイントです。
暮らし方や部屋の使い方を想像し、居住する人数やライフスタイルに合った間取りを選びましょう。
③賃貸物件の間取り図の略語・用語の一覧
賃貸物件の間取り図には、アルファベットなどの記号の略語が用いられています。
よく使われている略語・用語の見方を一覧にまとめました。
・K
キッチンの略。
・DK
ダイニングキッチンの略。
ダイニングとキッチンが一体となった空間です。
居室が一部屋の場合は4.5畳以上、二部屋以上の場合には6畳以上ある場合に、DKと表記されています。※
・LDK
リビングダイニングキッチンの略。
リビングとダイニングとキッチンが一体となった空間です。
居室が一部屋の場合は8畳以上、二部屋以上の場合には10畳以上ある場合に、LDKと表記されています。※
・S/SR
サービスルームの略。
建築基準法で決められた、居室の採光や換気の基準に達していない部屋。
・UB
ユニットバスの略。
ユニットバスは、壁と天井、床が一体となった浴室をいいます。
賃貸物件では、浴室とトイレ、洗面所が一体となった3点式ユニットや、浴室と洗面室が一体となった2点式ユニットが設置されていることもあります。
・WC/T
トイレの略。
・CL
クローゼットの略。
・WCL/WIC
ウォークインクローゼットの略。
人が歩いて入れる広さのある大型の収納スペースです。
・SB
シューズボックス(靴箱)の略。
・SCL/SIC
シューズインクローゼットの略。
・UT
ユーティリティテラスの略。
キッチンや洗面所の隣に設けられた半屋外スペースで、ゴミ置き場や洗濯物を干す場所として使われます。
・PS
パイプスペースの略。
上下水道の給排水管やガス管の配管スペースです。
寝室にパイプスペースがあると、睡眠時に排水音が気になることもあります。
・MB
メーターボックスの略で、電気やガス、水道などのメーターを集めたスペース。
検針がしやすいように、玄関横に設けられていることが多いです。
・R/冷
冷蔵庫の設置スペース。
・W/洗
洗濯機置き場
※ 公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会|DK(ダイニング・キッチン)及びLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さ(畳数)の目安となる指導基準
④気になる物件は内見で確認しよう
間取り図を見て気にいった物件があったら、内見をしてから契約をするのがおすすめです。
内見をすることで、間取り図からはわからない、日当たりや騒音などの周辺環境、壁や床など部屋の状態、部屋や収納の実際の広さ、コンセントの位置などを確認できます。
メジャーを持参して壁の長さを図ったり、ドアや扉の開閉に必要なスペースを確認したりすると、家具の配置を具体的にイメージできます。
間取り図をもとにいくつかの候補を選んで内見をしましょう。
■まとめ
・間取り図は部屋の広さや配置、ドアや窓の位置などがわかる簡略された図面で、略語が使われている。
・間取り図から、部屋の広さやつながり方、収納の有無などを確認する。
・賃貸物件探しでは、間取り図もとに気になる物件があったら内見して、契約前に実際の部屋の状況を確認するべき。
(引用元 https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00201/)
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