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1R/1K/1DK…知っておきたい部屋の間取りタイプと特徴

2018/11/30

賃貸物件を探す際に見かける「LDK」や「DK」といったアルファベット。

具体的にどのような空間を表しているか知っていますか?

間取り図に書かれている情報の意味を理解することで、自分の生活スタイルに合った間取りをぐっと見つけやすくなります。

初めてお部屋探しをする人に向けて、賃貸物件の間取りの種類と、選ぶ際のポイントをまとめました。

①間取りから実際の暮らしをイメージしよう

間取りとは、部屋の配置を示す情報です。

不動産情報ポータルサイトなどに掲載されている賃貸情報には間取りを平面図にした「間取り図」が掲載されており、

その物件での暮らしを具体的にイメージする手助けとなります。

〇賃貸物件における「現況優先」とは?

間取り図は建物の正式な設計図ではないため、

まれに情報が正確ではないこともあるので注意しましょう。

物件情報の多くには「現況優先」という文言が添えられています。

これは簡単に言うと、もし掲載している情報に間違いがあった場合は、物件の実際の状態が優先されるという意味です。

そのため、契約前に一度は現地に赴き、自分の目で部屋の広さや配置を確かめることが大切です。

②R・L・D・Kの意味とは

賃貸物件の間取り図には、「1R」や「1LDK」などのアルファベットが表記されています。

なんとなくイメージできても具体的にはよくわからないという人に向けて、それぞれのアルファベットの意味を説明しましょう。

~R・L・D・Kの意味~

・R(Room)ルーム

個室を意味します。1Rの間取り以外では原則的に省略されます。

・L(Living)リビング

リビングルームとして、ソファ・ローテーブル・テレビなどを置いてくつろぐ空間を想定しています。

・D(Dining)ダイニング

食堂として、テーブルおよび椅子を置く空間を想定しています。

・K(Kitchen)キッチン

調理スペース・台所を指します。

③1R・1K・1DK・1LDK、それぞれどんな部屋?

それでは、基本的な間取りである1R・1K・1DK・1LDKの室内の内容を確認してみましょう。

◎1R(ワンルーム)の間取り

1Rは、1部屋で構成された最もシンプルな間取りです。

典型的な1Rの間取りは、玄関と居室の間は扉で仕切られておらず、

室内に簡易的なミニキッチンが取り付けられています。

また、トイレ・洗面台・浴室が一体型となった、いわゆる3点ユニットが採用されていることが多いです。

◎1K(ワンケー)の間取り

1Kは、1つの居室とキッチンスペースで構成される間取りです。

典型的な1Kの間取りは、玄関と居室の間に廊下を兼ねたキッチンスペースが設置され、居室との間を区切る扉があります。

◎1DK(ワンディーケー)の間取り

1DKは、1つの居室とDK(ダイニング・キッチン)で構成される間取りです。

DKとは、台所と食堂スペースを同じ空間に配置するために十分な広さを確保しているスペースを意味します。

◎1LDK(ワンエルディーケー)の間取り

1LDKは、1つの居室とLDK(リビング・ダイビング・キッチン)で構成される間取りです。

LDKとは、台所・食堂・リビングを同じ空間に配置するために十分な広さを確保しているスペースを意味します。

アルファベットの前につく数字は居室の数を示しているため、例えば2LDKの場合は、2つの居室とLDKで構成される間取りになります。

④DK・LDKは広さの目安が定められている

前の章で、1LDKは1つの居室とLDKで構成された間取りであると説明しました。では具体的に、DKとLDKはどのくらいの広さになるのでしょうか?

不動産情報にDK、LDKと表示する際は、首都圏不動産公正取引協議会によって、広さの目安となる面積が定められています(※)。

◆居室の数が1部屋の場合

・DK:4.5畳(6.12m2)~

・LDK:8畳(12.96m2)~

◆居室の数が2部屋以上の場合

・DK:6畳(9.72m2)~

・LDK:10畳(162.0m2)~

なお、畳は京間、江戸間など地域ごとに大きさが異なりますが、

不動産情報に表示する際は1畳あたり1.62m2以上と定められています(※)。

畳になじみのない人であれば、畳1枚の大きさはシングルベッドほどを目安に考えるとよいでしょう。

※首都圏不動産公正取引協議会

「DK(ダイニング・キッチン)及びLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さ(畳数)の目安となる指導基準」 (平成23年11月)

(http://www.sfkoutori.or.jp/kiyak/231129DKLDK.html)

⑤Sはサービスルーム、RFはロフト

DKやLDKのほかにも、間取りを示すアルファベット表記があります。

・S(Service Room):サービスルーム

サービスルームとは、採光や通風面の制限により、法律上は居室にみなされない部屋です。

おもに収納として使用されることが多く、日本語で“納戸”と表記されることもあります。

・RF(Roof Floor):ロフト

ロフトとは、小屋裏収納のこと。

サービスルームと同様に、法律上は居室にみなされない空間です。

原則的に固定されていないハシゴで上り下りします。

ロフト付きの居室は、天井が高めに設計されていることが多いです。

・DEN:デン

DENは、英語でほら穴や巣を意味する言葉。

目的を限定しない多目的な居室を指します。

書斎や趣味の部屋といった、隠れ家的な使い方を想定していることが多いです。

⑥賃貸物件の間取りを選ぶポイント

どのような間取りが適しているかは、住む人の価値観や生活スタイルによって異なります。

仕事などで不在の時間が長く、家に帰ったら寝るだけという生活スタイルであれば、1Rでも十分なケースもあるでしょう。

・しっかり自炊したいなら1DK以上

1Rや1Kの物件では、一般的なキッチンと比べ、機能や大きさをコンパクトにおさえたミニキッチンが設置されていることが多いです。

ミニキッチンはお茶をいれたりインスタント食品を簡単に調理したりする程度のことを想定しています。

そのため、炒めものをするには火力が足りない・大きな鍋が洗えない・調理スペースがほとんどない・調理器具や食材の収納が足りないといったケースも珍しくありません。

しっかりと料理したい人には、一般的なキッチンが設置された1DK以上の物件がおすすめです。

・友達とシェアするなら、振り分けの間取り

家賃を折半して、友人や兄弟と同居する人もいるでしょう。

しかしどんなに仲が良い関係でも、プライバシーは確保したいもの。

居室をシェアするなら、振り分けの間取りがおすすめです。

振り分けの間取りとは、2つ以上の居室がある場合に、一方の居室を経由せずに他の居室に出入りできる間取りを指します。

⑦間取りの特徴を知って快適な住まいを見つけよう

不動産情報の間取りに関する表記の内容や、広さの目安をご紹介しました。

略称や表示の意味を知ることで、賃貸物件選びはしやすくなるはずです。

間取り図と掲載情報を比較しながら、生活スタイルに合った部屋を見つけましょう。

■まとめ

・Rは居室、Lはリビング、Dはダイニング(食堂)、Kはキッチンを示す

・DKとLDKの表記には最低限の広さが定められている

・1畳=1.62m2以上の広さを意味している

・Sは納戸、RFは小屋裏収納、DENは多目的スペースを示す

・自炊派なら1DK以上、シェアするなら振り分けの間取りがおすすめ

(引用元 https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00202/)

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